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本当の車検費用はいくら?自動車重量税は排気量とは無関係

2019年2月20日
本当の車検費用はいくら?自動車重量税は排気量とは無関係

毎度大きな出費である「車検」、皆さんは車検にいくら支払っているのでしょうか? 実はこの「車検費用」、排気量の大きさによって金額に差があることをご存じでしょうか。知らないと損をする、排気量の影響で一体いくらの金額差が車検で発生するのかを説明します。

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1.排気量別の車検費用の相場

車によって排気量に差があり、その差は維持費に影響していることをご存じですか? 排気量の差は車検費用にも大きく影響します。ついつい車体を見た目だけで選んでいると、後々損をしてしまうかもしれません。では、具体的にどうして排気量が車検に影響しているのか、今回は排気量別で、車検費用の相場も合わせてご紹介しましょう。

1-1.自動車重量税は排気量とは無関係

実は、排気量の大きさは車検費用に直接的には影響しません。これを聞いて驚く方も多いのではないでしょうか。この誤解を知る前に、まず見ていただきたいのは、車検費用の内訳として挙げられる「法定費用」の中身を紹介していきます。

1-2.法定費用①自動車重量税

自動車重量税とは、車両の重量によって変動する税金のことです。後ほどご紹介しますが、「排気量」で変動するものと誤解されやすい税金です。

1-3.法定費用②自賠責保険料

自賠責保険料とは、車両を所有する者の義務とされており、国が定めた「強制加入の保険」で、車検のタイミングで同時更新(加入)が義務付けられています。

1-4. 法定費用③印紙代

印紙代とは、国を対象に手数料などを支払う手段として使用する証票のことです。
ここまでが法定費用になります。

1-5.手数料・部品代

「法定費用」のほかに、業者に車検を出した場合は「点検料」が、部品などを交換した場合は「部品代」が追加で発生します。
大まかに分けると、これが「車検費用」の内訳です。

1-6.自動車重量税に関しての誤解

「自動車重量税」は、車両の重さによって変動する税金のことで、本来は車体の「重さ」によって自動車重量税に差が発生しますが、車体の重量が増えると「排気量」もその分上がるため「排気量が上がったことで、車検費用が加算された」という誤解を生んでしまっているようです。
さらに、大型チェーン店のガソリンスタンドなどで行っている車検について、費用表示を分かりやすくするために排気量によって参考価格を展開したことも誤解を広めた原因の一つとなっているようです。
結論として、車検の費用を大きく左右するのは、自動車重量税になります。
では次に実際車検を行ったとき、この自動車重量税はどの程度関係してくるのでしょうか。分かりやすく排気量別で相場を紹介します。

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2.1,500ccの車検費用

まず排気量が1,500ccの場合、(1,200cc、1,300cc、1,400ccは、1,500ccとの税金に差がないため、1,500ccでまとめて記載します)車体の重量はだいたい0.5~2トンほどなので、自動車重量税額は以下のとおりです。

2-1.1,500ccで通常の自動車重量税はいくらかかるのか

エコカー以外の車両の場合、0.5トンごとに4,100円ずつ加算されます。
■0.5~1トンの場合:税額8,200円
■~1.5トンの場合:税額12,300円
■~2トンの場合:税額16,400円

2-2.1,500ccでエコカー減税の場合はいくらかかるのか

■エコカー(免税):初回車検時の自動車重量税は、どの重量も0円。
■エコカー(免税以外)0.5~1トン:税額5,000円
■エコカー(免税以外)~1.5トン:税額7,500円
■エコカー(免税以外)~2トン:税額 10,000円

2-3.1,500ccで古い車両の場合はいくらかかるのか

エコカーではない車両で、新車登録日から13年、または18年以上経つと、自動車重量税も高くなります。
■13年以上の場合0.5~1トン:税額11,400円
■13年以上の場合~1.5トン:税額17,100円
■13年以上の場合~2トン:税額22,800円
■18年以上の場合0.5~1トン:税額12,600円
■18年以上の場合~1.5トン:税額18,900円
■18年以上の場合~2トン:税額25,200円
車体の古さも影響してくるので要注意です。これらを踏まえ、車検費用の「法定費用」(自動車重量税・自賠責保険・印紙代)分は、以下の相場になります。

2-4.1,500ccで車検時の法定費用分の相場はいくらか(0.5~2トン)

■エコカー(免税):29,640円(免税のため金額変わらず)
■エコカー(免税以外):39,648円~49,640円
■エコカー以外(13年未満):46,040円~62,440円
■エコカー以外(13年以上):52,440円~75,240円
■エコカー以外(18年以上):54,840円~80,040円
これにディーラーや、業者への依頼手数料が加算されます。車検の基本料金は、相場として2万~10万円ほどで、部品の交換があれば部品代がその分かかります。

3.2,000ccの車検費用

排気量が2,000ccの場合、(1,600cc、1,700cc、1,800ccは2,000ccと税金に差がないため、2,000ccでまとめて記載します) 車体の重量はだいたい0.5~2.5トンなので、以下のような自動車重量税の金額となります。

3-1.2,000cc①通常の自動車重量税はいくらかかるのか

■0.5~2トンまで1,500ccと変わらず
■~2.5トン:税額 20,500円

3-2.2,000cc②エコカー減税の場合はいくらかかるのか

エコカー免税以外(免税の場合自動車重量税は0円)
■0.5~2トンまで1,500ccと変わらず
■~2.5トン :税額12,500円

3-3.2,000cc③古い車両の場合はいくらかかるのか

■13年以上の場合0.5~2トン:1,500ccと変わらず
■13年以上の場合~2.5トン:税額28,500円
■18年以上の場合0.5~2トン:1,500ccと変わらず
■18年以上の場合~2.5トン:税額31,500円

3-4.2,000cc車検時の法定費用分の相場はいくらか

(0.5~2トンまでは1,500ccと変わらず)
■エコカー(免税)~2.5トン:1,500ccと変わらず。
■エコカー(免税以外)~2.5トン:54,640円
■エコカー以外(13年未満)~2.5トン:70,640円
■エコカー以外(13年以上)~2.5トン:86,640円
■エコカー以外(18年以上)~2.5トン:92,640円
2,000ccも同様に、上記の金額に業者手数料等約2万~10万ほどが加算され、必要があれば部品代などもさらに加えられます。

4.2,500ccの車検費用

排気量が2,500ccの場合、(2,200cc、2,300cc、2,400ccは2,500ccと税金差がないので2,500ccとまとめて表記)だいたい車体重量は0.5~2.5トンほどなので、すでにご紹介した2,000ccの数字と変わりありません。

5.まとめ

排気量自体が、車検費用に直接影響しているわけではなく、車体の重量に左右されることは、知らない方も多かったのではないでしょうか。
車を所有していれば必ず迎えることになるのが車検です。今後、車を購入するときは、ランニングコストなどを検討した上で、車検時にあまり負担が大きくならない車体を選ぶことも賢い選択だと思います。ぜひ参考にしていただき、今後の余裕のあるカーライフにお役立てください。

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