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車検費用の確定申告を行うときの勘定科目とは

2019年2月20日
車検費用の確定申告を行うときの勘定科目とは

自営業・個人事業主の方などをされている方の中には、「確定申告」が悩みの種になっている方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、「車検の勘定科目」は、一体どうすればいいのか、総勘定元帳の記入例や、青色申告・白色申告の経費計上方法なども併せて、「車検費用の確定申告」についてご紹介いたします。

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1. 車検費用と勘定科目

そもそも車検費用は、「確定申告」で経費として計上可能なのでしょうか。結論から申し上げますと、それは「可能」です。

しかし、ただ車検として計上するのではなく、車検の内訳を細かく分類し、勘定科目を振り分けなければなりません。細分化するため、確定申告の際にわかりにくくなってしまいがちですが、今回は車検費用の勘定科目についてお伝えいたします。

1-1. 車検の勘定科目

※車検の勘定科目は、扱うソフトや、企業によって勘定科目が変わりますのでご注意下さい。

■自賠責保険:勘定科目は「保険料」
■自動車重量税:勘定科目は「租税公課」
■修理費用:勘定科目は「車両費」または「修理費」
■収入印紙:勘定科目は「租税公課」
■代行料(ユーザー車検の場合は不要):勘定科目は「支払い手数料」または「車両費」

これらの内容は、必ずしも「絶対」ではなく、間違いなくその内容を示す科目であれば、問題はありません。全てを「車両費」とすることも可能ではありますが、会計ソフトにより、車両費で保険料・租税公課を一括りにしてしまうと、勝手に「課税仕入」として割り振られてしまう可能性もあるので、課税区分は集約する際注意しましょう。

1-2. 全額経費計上出来るわけではない

注意して頂きたいのが、車検費用は按分後の金額が経費計上可能だという事です。車両が事業のみに使用されている場合は問題ありませんが、家庭用としても使用している場合は、その分を差し引き、あくまでも事業部分のみの経費計上にするためです。

1-3. 按分・按分割合とは

「按分」「按分割合」とは、基準となる数量に比例した割合で物を割り振るという意味で、個人事業主の確定申告などでは良く出てくるワードです。

自動車の場合、個人で利用する際(家庭用)と、仕事で利用する場合(事業用)が考えられます。その場合、家庭用で使用した分と事業で利用した分を細かく按分、つまり状況に応じて各種振り分ける必要があるのです。

これを按分計算といい、按分計算を行うことで、純粋に事業で使用した分を経費計上する事ができます。

2. 車検費用の経費計上の手順

では、実際どのような手順で、車検費用を経費計上するのかをご紹介しましょう。

2-1. 車検の明細を集める

これは、車検費用を経費計上するにあたって必要なので、必ずきちんと保管しておきましょう。

2-2. 費用を勘定科目で割り振る

車検でかかった費用を、明細書を見ながら勘定科目にしっかり記帳していきましょう。

2-3. 按分割合を使い算出

按分割合計算を行い今期の租税公課の残額を算出します。

2-4. 総勘定元帳と青色・白色申告

総勘定元帳に記帳後、青色・白色申告の書類に記入が終われば完了です。

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3. 総勘定元張への経費の記入例

これからお伝えする記入例は法人ではなく、個人事業主の会計年度1月1日~12月31日を前提としています。

3-1. 車検で発生した費用(例)

6月1日に○○会社で車検を行った場合を想定して算出します。

<例>
■自賠責保険料 20.000円 勘定科目:損害保険料
■自動車重量税 25,000円 勘定科目:租税公課
■整備修繕費用 30,000円 勘定科目:修繕費
■代行手数料 20,000円 勘定科目:支払手数料
■収入印紙(手数料)1,100円 勘定科目:租税公課

3-2. 自賠責保険料から損害保険料

自賠責保険料は、損害保険料として計上します。

<例>
6.1 ○○会社 車検自賠責保険料(フリード 札幌330あ0000) 25,000円
6月合計 2,5000 残高 25,000

12.31 自動車自賠責保険料(フリード 札幌330あ0000) 按分割合90% 2,500
決算月計 2,500 残高 2,500

今期末残高 22,500円

3-3. 自動車重量税・収入印紙(手数料)から租税公課

自動車重量税と収入印紙(手数料)は、租税公課に計上します。

<例>
6.1 ○○会社 車検自動車重量税(フリード 札幌330あ0000) 25,000円
6.1 ○○会社 車検収入印紙(フリード 札幌330あ0000) 1,100円
6月合計 26,100 残高 26,100

12.31 車検自動車重量税(フリード 札幌330あ0000) 按分割合90% 2,500
12.31 車検収入印紙(フリード札幌330あ0000) 按分割合90% 110
決算月計 2,610 残高 2,610

今期末残高 23,490円

修理・代行手数料の際の記入例も、上記と同じ記入方法です。今期末の残高を確定申告で、書類に記入していきます。

4. 青色申告で経費計上する

青色申告では、先程記入した車検にかかった費用を再度記入していきます。

青色申告の損益計算書に今期末残高(租税公課・修繕費・支払手数料・損害保険料)を一つ一つ勘定科目の通りに、間違いの無いよう記入していきましょう。

記入方法は、前述の総勘定元帳の記入例と同様です。申告書には各項目に勘定科目が明記されているため、その通りに記入していきましょう。

4-1. 青色申告で車検を計上する際の注意点

青色申告では青色申告決算書に車検でかかった費用を明記し、前述のように、損益計算書に記入する必要があります。青色申告では「車両費」というものが無いため、「貸倒金」の下の欄に追加する必要があります。

5. 白色申告で経費計上する

青色申告と同様、白色申告も車検にかかった費用を再度記入していきます。前述の総勘定元帳の勘定科目を見ながら、「収支内訳書」に丁寧に記入して下さい。

各項目には青色申告の際と同様に、きちんと記入欄に勘定科目(租税公課・修繕費・支払手数料・損害保険料)の記載があるので、それに沿って記入すれば間違いはありません。

節税において、青色申告の恩恵はチェックしたいところですが、やはり手間を考えると白色申告にしてしまう人も少なくないと思います。車検を計上する上で、白色申告では青色申告のように追加で記入する必要もありません。小さな差かもしれませんが、スムーズに確定申告を終わらせたいという方は白色申告で計上してみて下さい。

5.まとめ

総勘定元帳で勘定科目に割り振った後、按分計算をするまでが車検を確定申告する際に、一番大変な作業かもしません。車検の際の明細書なども、しっかりと保管しておかなければ経費計上さえもできなくなってしまいます。

仕事に自動車を使用しているのであれば、ぜひ車検費用は、経費計上したいところです。皆さんもしっかり明細書を保管した上で、今回ご紹介した勘定科目や総勘定元帳の記入例などを参考にして頂き、節税対策を行って頂けたらと思います。

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