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車検と部品交換の時期について

2019年2月20日
車検と部品交換の時期について

車検は、車に乗り続けるために数年おきに必要となる車の検査です。これは、車の状態が国で定められている基準に達しているかチェックするためのものですが、その際に部品の交換が必要になる場合があります。そこで今回は、車検に伴う部品交換について、車検ごとに交換が必要なものや数年おきに交換が必要なものなどについて、ご説明いたします。

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1.車検ごとに交換が必要な部品

車検は自動車検査登録制度の略称で、車の状態が定められている保安基準を満たしているかどうかを定期的に検査するためのものです。車を乗る以上必ず必要な検査となり、基本的に初回が3年で2回目以降が2年毎の間隔で検査を行う必要があります。

車検のたびに消耗品などの部品を交換することになりますが、状態にかかわらず必ず交換をしなければいけない部品というものはありません。検査項目に含まれていて壊れている部品、または検査項目に含まれていて使用限度を超えているものに関しては交換する必要がありますが、使用限度を超えておらず壊れてもいない場合には、そのままでも問題はありません。

しかし、実際には車検のような定期的な検査の際に交換をしておくことで故障や事故を防ぐことに繋がるという意味で、下記の3つは車検のたびに交換するケースが多いです。

1-1.エンジンオイル

エンジン内を循環することでエンジンをベストな状態にするために必要なもので、潤滑、冷却、洗浄、密封、防護の5つの作用による役割があります。交換時期は走行距離が5,000kmまたは前回の交換から半年のいずれかですので、周期的に車検のタイミングと合うことが多いです。

1-2.オイルエレメント

エンジン内に取り付けられているエンジンオイル用のフィルターのことで、エンジンオイルの汚れをろ過して綺麗なオイルを循環させるためのサポートをします。使い続けることで徐々に汚れをろ過できなくなり、エンジンオイルが汚いままになってしまいます。交換時期はエンジンオイル交換の2回毎またはエンジンオイルの交換ごとです。

1-3.ブレーキフルード

ブレーキをかける際に必要となる液体で、ブレーキオイルと呼ばれることもあります。車を減速させる場合、ブレーキペダルを踏むことでピストン内のブレーキフルードがブレーキパッドとブレーキディスクを押すことになりブレーキが効くという構造になっているのですが、ブレーキフルードを使い続けることで空気中の水分を徐々に含んでいき、沸点が下がります。沸点が下がることでブレーキパッドやブレーキディスクを押す力が弱まりブレーキの効きが悪くなってしまうのです。交換時期は2年毎が基本となります。

2.数年単位で交換する部品

車検のたびに交換する必要はありませんが、定期的に交換が必要な部品としては下記の3つが代表的なものとして挙げられます。

2-1.バッテリー

車には数え切れないほどの電子機器が取り付けられております。エンジンを起動させるためのセルモーターもバッテリー内の電気を使っていますし、ウインカーなどのランプ類やエアコンなども同様です。ヘッドライトをつけっぱなしにしてしまいバッテリーが上がってしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。それもヘッドライトがバッテリーの電気を使っているから起きることです。交換時期は2年〜4年と振り幅がありますので、残量によってタイミングを見計らうことが大切です。

2-2.ブレーキパッド

ブレーキをかけた際にブレーキディスクを挟み込むことで減速させるものです。使用し続けることで、ブレーキディスクとの摩擦により徐々にすり減っていきます。万が一の場合ブレーキが効かなくなり大事故の原因となるため、交換時期についてはパッドの厚さ、音、走行距離の3つの判断方法により総合的に判断する必要があります。

2-3.ラジエーター液

エンジンを冷却させ、錆びにくくするための液体です。使い続けることで徐々にエンジン熱によって蒸発していくため、交換または補充しなければなりません。交換時期は、3,000km又は3ヶ月毎がおすすめです。車検と併せて交換でも構いませんが、残量が減っているだけで液自体が劣化していなければ補充だけで十分です。しかし、補充だけでは液自体が徐々に劣化していきますので、数年ごとに入れ替えることが大切です。

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3.長期間乗っている場合に交換する部品

数年以上経過したタイミングなど、しばらくしてから交換する部品も存在します。しかし、あくまでも一般的な基準ですので、ご自身の車の状態によっては細かくチェックして交換することも大切です。

3-1.タイミングベルト

エンジンの稼働には新鮮な空気を取り込むことと燃焼後の空気を排出することが必要ですが、その吸排気をコントロールしているのがタイミングベルトです。タイミングベルトの劣化や故障は車の故障にも繋がるほど重要な役割を担っています。走行距離10万kmが交換の目安と言われていますが、実際には8万km前後で切れてしまうこともあるあり、その前後が交換タイミングとしてはベストです。

3-2.Vベルト

エンジン稼働による回転を他のパーツに伝えるための部品です。ゴム製のベルトで、使用し続けることで亀裂が入ってしまったり劣化したりしてしまいます。交換時期としては、走行距離5万〜10万kmと言われておりますが、経年劣化もありますので表面の状態などで判断しましょう。

4.車検のオプションについて

車検は車両の点検がメインですので、基本的には交換しなければならない状態のもの以外の部品交換は不要です。しかし、一般的には先述の部品交換の多くが車検のオプションとして用意されている場合がほとんどです。自分の手で交換を行うことも可能ですが、費用や精度などを考えるとよほど自信がない限りはプロにおまかせしたほうが安心です。また、車の点検とセットでどの部品交換をお願いするかによって車検の総額も当然変わります。

5.まとめ

車検は車種によっても異なりますが、基本的に初回3年、2回目以降は2年毎に行う車の点検のことです。エンジンオイル、オイルエレメント、ブレーキフルードは車検のたびに毎回交換するのが一般的となり、バッテリー、ブレーキパッド、ラジエーター液については数年おきに交換する必要があります。

また、タイミングベルトやVベルトなど数年おきとまではいかないものの、一定の期間で交換することで車の故障や事故を防ぐことができる部品もあります。いずれも交換時期はあくまでも目安ですので、部品の状態をしっかりと確認して判断しましょう。車検のオプションとして各部品交換が用意されていますので、上手に活用することで手間を最小限にすることも可能です。

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