車検を受ける前に洗車は必要?

車検を受ける前に洗車は必要?
初めて車検を受ける方、準備する書類や車検の予約をする時期など様々な疑問をもっているのではないでしょうか。
車検に必要書類や予約の時期については、インターネットで情報を集める事ができますが、事前の洗車は必要?不要?についての情報ってなかなか見つからないですよね。
この記事で、車検を受ける前に事前に洗車が必要か不要か。なぜ、そうなのかについて説明していきます。
1.「洗車していない車は車検に通りにくい」は噂通りか?
まだまだ、インターネットが普及していない時代に「洗車をしていない車は車検に通りにくい」と言われていましたが、果たして本当にそうなのでしょうか?
隅々まで洗車していると車検に通り易いのでしょうか。結論から言うと「車検の通すための点検項目に“洗車”の状態」は入っていません。車検を通るための安全基準が満たされ、整備された車かどうかが重要になるため【洗車】を事前にしているかどうかで、車検が通る・通らないには関係がありません。
ではなぜ、「洗車をしていない車は車検に通りにくい」と噂がたってしまったのでしょうか。
それは、車検の見積りを“じっくり”見た方はお分かりかと思いますが、「下回り洗浄」という項目が入っていることがあります。この項目を見た方が、「洗浄=(イコール)洗車」と誤解していまい噂となって広がっていたったようです。
2.車検見積り項目の「下回り洗浄」ってなに?
車検を受けた事のあるかたは、見積りの項目で「下回り洗浄」という項目を見たことはありませんか。
車検は車を安全に継続して乗るための整備ですが、「洗浄?」と疑問を持った方もいるかもしれません。見積りの項目にある「下回り洗浄」は、実は車検の整備そのものに直接関係するものではありませんが、ではなぜ見積りの項目に含まれるのか。
それは、車検の検査を行う検査官が車体の下を調べるとき、作業しやすいようにしておくための洗浄作業になります。車体の下部分(検査部分)が、汚れていても車検警備の合格・不合格に直接的には関わってきませんが、泥道などをよく走る車の場合は、マナーとして綺麗にしておいた方がよいという事から車検の見積り項目に「下回り洗浄」があります。
普段から長距離を乗らないという方やお買い物でしか使わないというかたなら、車体下が極端に汚れている事も少ないかと思うので、見積りの項目から外してもいいかもしれませんね。
3.車検の検査項目って?
「車検を受ける前に洗車をした方がより」という意見もありますが、「しなくても車検検査には影響なし」という事がわかりましたね。
車両検査(車検)では国が定める保安基準に則って「各部品が安全に取り付けられているか」「決められた排気ガス規制をクリアしているか」など、以下の8項目を確認しています。
・検査項目
● 同一性の確認:車検証や申請書類の記載内容と、車両が同一であるか
● 外廻り検査:自動車の外観(車体・灯火類など)に問題がないか。
● サイドスリップ検査:前輪タイヤの横滑り量(直進安定性)の確認
● ブレーキ検査:前輪、後輪、駐車ブレーキの制動力の確認
● スピードメータ検査:実際の速度と、速度表示機器との誤差の確認
● ヘッドライト検査:ヘッドライトの光量、光軸が、基準値内であるかの確認
● 排気ガス検査:排出ガスのCO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度の確認
● 下廻り検査:車両下部の不具合(かじ取り装置・オイル漏れなど)の確認
4.車検を終えたあとの洗車
車検と洗車は直接的には関係がないという事がわかりましたね。
しかし、せっかくのタイミング!車検検査が終わったら、洗車してピッカピカに気分よくドライブでも行きたくなりませんか?普段、車を使わないという方でも、車検という一つの課題をクリアした爽快感とともに遠出ドライブを楽しんでは如何でしょうか。
イエローハットの車検なら
イエローハットでは、店舗によって手洗いで洗車をサービスとして提供している店舗があります。
ガソリンスタンドなど他の多くの車検事業者でも車検を受けると洗車サービスを受ける事ができますが、ほとんどが機械での自動洗車サービスとなり、車のボディーへの細かな傷が気になるところです。
しかし、洗車サービスを提供しているイエローハット店舗では手洗い洗車をサービスとして提供している店舗もあり機械のような細かな傷を気にすることがないので安心です。